
KAMITSUBAKI STUDIOに所属の『花譜(かふ)』さんをご存じでしょうか。
顔出しをせず3Dでモデリングされたキャラクターを通じて活動している、現在はチャンネル登録者数78万人を超える大人気バーチャルシンガーです。
今回はそんな花譜さんについて調査してみたいと思います。
花譜のプロフィール
にほんのどこかにいる19さい。
@virtual_kaf
名前 花譜(かふ)
本名 非公開
誕生日 非公開
年齢 19歳
在住地 東京都
花譜さんは、2018年10月にデビューし、YouTubeやInstagram、TikTokをはじめとしたSNSで活動を開始しました。
メインのプラットフォームはYouTubeで、「歌ってみた」や「オリジナル曲」などの音楽コンテンツ投稿を行っています。
顔出しをせず、活動は3Dモデルのキャラクターを通じて行っていますが、雑談配信やゲーム実況などを一切行っていません。
そのため、一般的な「Vtuber」とは区別され、公式で「バーチャルシンガー」と呼称されています。
ミステリアスな中の人
さて、花譜さんの過去の活動について気になる方もいるのではないでしょうか。
花譜さんはバーチャルシンガーとしてデビューする以前に、「音楽アプリ」で歌の投稿を行っていた経験があるとROCKIN’ON JAPANのインタビューで語っています。
同時に、そのことがバーチャルシンガーとして事務所に所属しデビューしたきっかけでもあると明かしていますが、そのアプリの名称は非公開となっています。
そのため、中の人(前世)の情報も不明です。
また、花譜さんは現時点で19歳と実年齢を公式が明かしていますが、誕生日の日付は非公開になっています。
毎年誕生日を迎えたことをTwitterで報告していますが、「昨年17歳になりました」などと過去形であったり、ツイートの日付が異なっています。
このように、花譜さんにはプロフィールで明らかにされていない情報が多く、ミステリアスな存在です。
後ほど紹介しますが、花譜さんが投稿しているオリジナル曲は神秘的で謎に包まれた雰囲気の曲が多いため、公開されている中の人の情報が少ないのは世界観に合わせた設定なのかもしれません。
デビュー当時は中学生だった
現時点で19歳である花譜さんですが、2018年のデビュー当時は14歳の中学生でした。
また、2019年の高校受験時には活動を一時休止することを公式インフォメーションアカウントが発表しています。
中学生の時からバーチャルシンガーとして活動していた花譜さんですが、学業と活動を両立していたことがわかります。
また、2022年3月には花譜さんの高校卒業に合わせて花譜卒業記念スペシャルライブ「僕らため息ひとつで大人になれるんだ。」がオンラインで配信されました。
このように、現在は大学生か社会人の年齢である花譜さんですが、先ほども触れたように中の人の情報は明らかにされていません。
花譜のオリジナル楽曲TOP3
花譜さんの歌うオリジナル楽曲は、「命に嫌われている」を作曲した音楽プロデューサーであるカンザキイオリさんが提供しています。
カンザキイオリさんが作り花譜さんが歌うオリジナル楽曲には、「命」や「過去」など深いテーマが設定されているものが多く、歌詞の状況や意図を考察するのも楽しいです。
ここでは、YouTubeに投稿されている花譜さんのオリジナル楽曲から総再生数が最も多い3曲を調査してみました!
3位「心臓と絡繰」
現在YouTubeに投稿されている花譜さんのオリジナル楽曲で再生数3位を記録しているのは、「心臓と絡繰」です。
2023年3月現在までに500万回以上再生されています。
歌詞は思春期の少女が多く経験する、上手くいかない恋がテーマになっており、多くのファンの心を響かせました。
2位「不可解」
ワンマンライブのタイトルにもなっている「不可解」は、2023年3月現在800万回以上再生されています。
歌詞は歌い出しの瞬間から、誰もが当たり前だと思っていることに疑問を投げかけており、インパクトが強いです。
1位「過去を喰らう」
現在花譜さんのYouTubeで一番再生数が多い楽曲は、「過去を喰らう」です。
2023年3月時点で1700万回以上再生されており、2位である「不可解」と倍以上の数字を叩き出しています。
実は花譜さんのデビュー当初、所属元であるKAMITSUBAKI STUDIOはこの動画をYouTubeのプロモーション広告として発信していました。
通常、YouTubeを利用するユーザーに向けたプロモーション広告は莫大な費用がかかります。
しかし、デビューしたばかりの花譜さんが短期間で大きな知名度を集めた理由の1つに広告集客の成功があります。
広告として流れた花譜さんの歌声に惹かれ、ファンになった方も多いのです。
顔出しせずリアルイベントに出演している
顔出しを一切せず活動している花譜さんですが、ワンマンライブ等のリアルイベントに定期的に出演しています。
イベントでは3Dでモデリングされた花譜さんをリアルタイムで動かす映像技術が使われており、たくさんのクリエイターや技術者が協力しています。
製作陣のツイートを見ると明らかなように、花譜さんのイベントには一般的なアーティストのライブよりも高度な技術や機材が取り入れられています。
そのため、2019年に初めてのワンマンライブ「不可解」を開催する際は活動を支援したいファンから資金を募るクラウドファンディングを実施。
その結果、花譜さんはクラウドファンディングの当初の目標金額400–500万円に対し、最終的には4000万円以上の支援金を達成しました。
このように、花譜さんの活動はファンや裏方の技術者の協力もあって、ここまで大きくなったと言えるでしょう。
音声ソフト『可不』
特徴的な美しい歌声を持つ花譜さんですが、音声創作ソフトウェア「CeVIO AI」とコラボし、音楽的同位体として発売されています。
花譜さんの歌声を基に作られた『可不』は、深層学習をはじめとした最新のAI技術を使い声質・癖・歌い方をリアルに再現した人工歌唱ソフトウェアです。
そのため、初音ミクなどをはじめとしたボーカロイドとは区別されています。
2021年7月に発売されてからまだ日の浅い可不ですが、既に「フォニイ」や「マーシャル・マキシマイザー」などの有名曲も発表されています。
TVアニメ「うる星やつら」のEDを担当!
花譜さんは、2022年10月から放送されたフジテレビ系TVアニメ「うる星やつら」のEDを歌唱しています。
楽曲はシンガーソングライターのツミキさんが制作した「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」
一度は耳にした方も多いのではないでしょうか?
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!