生物採取系YouTueber「マーシーの獲ったり狩ったり」を紹介します。
「マーシーの獲ったり狩ったり」のマーシーさんは、琵琶湖を中心に網でガサガサ(魚などの捕獲)をするユーチューバです。
マーシーさんは、自身のTwitterマーシー@獲ったり狩ったりで自己紹介を次のようにしています。
脱サラ生物採集系YouTuber 主に川でガサガサやって動画にしてます↓✨
素潜り採集、釣り、狩猟も少しやります。Kiii所属|今年目標登録者25万人!生き物はカメが特に好きでたくさん飼ってます。生態系保全とかゴミ拾いもゆる~くやっています。
目次
生態系保全って重要なの?!
マーシーさんは、「生態系保全とかゴミ拾いゆる〜くやっています。」と言っていますが、脱サラまでしてやることなのでしょうか?
実は、生態系保全はとても重要なことなのです。
これは九州の有明海の生態系のピラミッドです。このピラミッドでは頂点がハヤブサになっていますが、食物連鎖の頂点は人間といえます。
生態系が崩れると人間の存在自体も危うくなる危険があるのです。
また、外来種が入ってきて日本国内の生態系が崩れ、日本の固有種が絶滅したり、絶滅を危惧されたりしています。
これらの問題も放っておくと遠い将来に人間を脅かす問題となるかもしれないのです。
マーシーさんが生態系に興味を持ったのは?
マーシーさんは、千石正一先生に影響されたのです。千石先生はTBSnoTV番組「わくわく動物ランド」「どうぶつ奇想天外」で有名です。
千石先生は2012年に亡くなられるまでに16冊の生物に関する本を書いています。(翻訳2冊・百科事典1冊を含む。
マーシーは千石先生のどこに惹かれたのか?
仙石先生に関するエピソードをTBSの「どうぶつ奇想天外」のHPより紹介します。
千石正一は、昭和24年誕生。やんちゃざかりの千石少年は5歳の時、生涯忘れもしない事件に出会った…。その日、友人とアオダイショウをいじめていた少年は、オジサンに怒られる。死んでしまったヘビを手に取り、優しく接するオジサン…少年は感動する。
そして将来を決定づける事件が起こったのは、中学に入学した13歳の夏のこと。こんどは道でヘビをいじめていた青年を叱る千石少年。「このヘビは、人間の役に立つヤツなんだぞ!(怒)」
どうしてヘビは気持ち悪いとか恐いとか不平等な扱いを受けているんだろう…。「無知が偏見を生んでいる!」そのことに気付いた千石少年は「正しい知識を皆に伝えたい」と思い立ち上がった。そして爬虫類に関する本すらなかった時代から、カナヘビの研究を始めとする数々のレポートを世に送り出し、多くの賞を受賞したのである。
マーシーさんは仙石先生の「なるべく自然へのダメージを少なくしつつ、かつ最大限に自然を楽しむことを覚えてほしい。自然は楽しめるものだし、楽しめばその素晴らしさが分かるからです。そしてその素晴らしさを知ると、それを失うことが、どんなに悲しいことか実感できる。」という考え方や、探究心に影響されたのでしょう。
小学校卒業文集に書いたマーシーの人生設計
千石先生に影響されたマーシー少年の夢は、東大を卒業しアミーゴで働きながら生物学者になることのようでしたね。その後も千石先生と同じ爬虫類を研究してノーベル賞を取って学者を引退し、漁師になるというのがマーシー少年の人生計画のようです。
【マーシーの獲ったり狩ったり】のプロフィール
マーシーさんのプロフィールはYouTubeチャンネルにもTwitterにもTikTokにもほとんど公開されていません。
ですが、拾い出せる部分を拾い出しまとめてみました。
名 前 : 不明
生年月日 : 〇〇年12月7日(誕生年は不明)
出身地 : 岡山県
出身大学 : 東京海洋大学
居住地 : 滋賀県(琵琶湖周辺と思われる)
所属事務所: 株式会社Kiii
「マーシーの獲ったり狩ったり」の年齢は20代後半
年齢についても公表はありませんが、動画内でYouTueber「チャンネル顎」さんを大学の先輩と言っている部分があります。
「チャンネル顎」さんは、2021年2月で30歳と発表しているので、マーシーさんの年齢は20代後半と考えられます。
「マーシーの獲ったり狩ったり」YouTubeってどんな感じ?!
YouTubeチャンネル開設当初から「マーシーの獲ったり狩ったり」では、外来種の駆除がメインテーマです。
内容にブレはなく駆除対象はウシガエル・ブルーギル・ブラックバスなど生態系に被害を及ぼす可能性の高い生き物に限定しています。
しかも、駆除した生き物は食べられるものは、食べてしまいます。食べることで成仏をねがているのでしょうか。
あえて言わせてもらえば、YouTubeを見た感じは、食したりが加わり「マーシーの獲ったり狩ったり食したり」です。
食べられないものは、どうしているのでしょうか?決して放棄しているわけではありません。
捕まえた外来種は、地域によっては持って帰れないものも法律上あるので、その場で〆て持ち帰り自宅の敷地内に埋めているそうです。
マーシーの獲ったり狩ったりの人気動画
YouTubeチャンネルは解説して1年半で1年半で11,7万人です。最近ではTikTokにもYouTubeの切り抜き動画を貼り付けてフォロワー数は28,600人となっています。(2022年1月23日現在)
【衝撃映像】4時間で3452匹のウシガエル捕獲!
ヌートリアを狩猟した!焼いて食べた!
単独忍び猟で鹿へ発砲!結果は….
ネガティブコメントにも大真面目に答えるマーシーの獲ったり狩ったり!
マーシーの獲ったり狩ったりにはネガティブな発言も寄せらています。
Q:外来種は悪くない!悪いのは人間だ!可哀想だ!
A:存じ上げております。外来種は全く悪くありません。 しかし、その言葉を言ったところで現実の問題をどう解決できるでしょうか? 人間が悪いのは百も承知ですがその尻拭いをするのも人間がするべきと考えます。 可哀想という気持ちは僕にも分かりますが、その気持ちがあるからこそ減っていっている在来種に対しても可哀想という気持ちを持たれてもいいのではないでしょうか。 命を大切に思われているからこそ防除した先により多くの多種多様な命が育まれるという一歩先の未来の視点を持って頂くきっかけになればと思っております。
Q:楽しみながら命を奪ってYOUTUBEで金儲けして食う飯はうまいか?偽善者め!
A:まぁ、ご飯は命で出来てますからね(笑)美味しいです。冗談です。 真面目なお話、昔から生き物採集が好きなので生き物を捕まえることに喜びを感じています。 釣り人が釣れた時に喜ぶものと同じ感情と思っていただければと思いますが、一つ言いたいのは1ミリも殺すことに喜びを感じてなどおりません。 基本動画で見せませんが「持ち込んだ人のせいで…本当にごめん…」と思いながら毎回〆ています。自分が生態系を守ると決めたので腹を括ってやっています。 動画はあくまでエンターテインメントであり、多くの人に見てもらうには楽しくないといけませんし、多くの人に現状を知ってもらうことがこの生態系を守るためには必要だと思っておりますのでこのような動画構成になっております。 それでもお金儲けに感じるのならそれは仕方ないです。僕の動画を絶対見ないほうがいいです。 僕のお金稼ぎに加担してしまいます。
マーシーさんの活動への熱意が感じられる回答です。マーシーさんは「ゆる〜くやっています。」と言いますがゆるいと言いながらも本気で取り組んでいるのがよくわかります。
マーシーの獲ったり狩ったりの苦悩!
マーシーの獲ったり狩ったりではネガティブコメントとか質問に対して大真面目に動画で答えています。
マーシーの獲ったり狩ったりでは、撮影に関して近隣住民の迷惑にならないように、そして法律も遵守して活動しているようです。
マーシーの獲ったり狩ったりの夢!
最後は、照れ隠しかおちゃらけているのか「働きたくないでござる!!!絶対に働きたくないでござる!!!」と言っています。しかし本音は間違いなく「良い環境を未来に残したい」ということでしょう。
小学校時代に千石先生の影響を受け、生物や環境問題に目覚め生物学者を目指します。そして大学も生物学では名門の東京海洋大学に進み脱サラして現在に至っています。
マーシーさんはブレない姿勢を見せています。行く行くは母校海洋大の客員教授さかなクンのように影響力のあるインフルエンサーに成長するのでしょう。